自転車を整備するに当たって、あると便利な工具を紹介していきます。
汎用工具
自転車以外にも広く一般的に使用されている工具です。
プラスドライバー
基本的にご家庭にあるプラスドライバーで事足りると思います。
自分が使用しているプラスドライバーは2番・軸長100mmのようです。基本的にこれ以外使ったことがないので殆どの場合、このサイズで問題ないと思われます。
レンチ
ナットやボルトを取り扱うのに必要な工具になります。
自転車だと主に「8mm, 10mm, 12mm, 14mm, 15mm, 17mm」あたりが多く使用されていると思いますが、ママチャリなどは特殊部品が多いため幅広いレンチがあると良いです。
コンビネーションレンチ
スパナとメガネレンチが合わさったレンチです。
個人的にはラチェット機能付きがおすすめです。
モンキーレンチ
様々なサイズに対応できるモンキーレンチです。
コンビネーションレンチで対応できないサイズがでてきた場合に使用します。32mm以上のものが使いやすいと思います。
個人的にはメガネレンチ(コンビネーションレンチ)をメインで使った方が精神衛生上いい場面が多いと感じています。
六角レンチ
六角レンチです、家具の組み立てなんかによく使うと思います。
自転車に関して言うと「3mm, 4mm, 5mm, 6mm」あたりがよく使うサイズです。
8mmもシマノのクランクを取り付ける時に使った経験があります。
ソケットレンチ
いろいろまとまった工具で、あるとかなり便利だと思います。
ニッパー・ラジオペンチ
結束バンドの余りを切ったりと便利な場面もありますが、無くても困らないと思います。
ブレーキワイヤーなどの切断にはワイヤーカッターを使用します。
ノギス
長さを測定するときの必須品です。
自転車部品は円筒形のものが多いので直径を調べるのに役立ちます。また、数mmの違いがある規格等も存在するのでそういう場面で活躍します。
専用工具
汎用性があまり高くない工具です。
ワイヤーカッター
主にブレーキワイヤーとシフトワイヤーを綺麗に切断します。
ニッパーやラジオペンチで切断しようとするとワイヤー線がもつれる原因になります。
チェーンカッター
チェーンの長さを調整するための工具です。チェーンを交換する際は必須になると思われます。
ドラム抜き
ママチャリなどに多く使用されているドラムブレーキ(サーボブレーキ・バンドブレーキ・メタルリンクブレーキ…等)を交換する際に必要になる工具です。
主に「80mm, 90mm」がよく見られるサイズで多くのドラム抜きは対応していますが、最小開き幅が極端に大きい製品も存在するので購入する場合はよく調べておく必要があります。
コッタレスクランク抜き
一般的な自転車のクランクを取り外す際に使用する専用工具です。
BB(ボトムブラケット)取り付け工具
カートリッジタイプのBBを交換する際に必要になる工具です。
ボス抜き
ボスフリースプロケットを取り外す際に必要となります。
スプロケット取り外し・取り付け工具
カセットスプロケットを交換する際に必要となります。
フックスパナ
カップアンドコーンタイプのBB(ボトムブラケット)を交換する際、ロックリングを取り外すのに使いました。
ペダルレンチ
無くても問題ないですが、あるとペダル交換が楽になります。
その他
その他あると便利なグッツを紹介します。
スタンド
後輪のメンテナンスやキックスタンドのない自転車に役立ちます。
1人で作業する時にあると非常に楽です、主に腰が。
パンク修理キット
100円均一に行くとよく売っています。
どうしても買いに行けない時なんかは瞬間接着剤で代用しています。
グリス
写真はPARKTOOL(HOZAN社)の自転車用グリスです。
耐摩耗性・耐熱・耐水に優れているグリスでヘッドパーツやBB(ボトムブラケット)などのボールベアリング部、各パーツ取り付けネジなど幅広く使用可能なので汎用性は高いと思います。
ポリウレアベースのグリスです。
保管方法が悪かったのか、一部が裂けてしまいました。
ワイプオール
メンテナンス時に役立ちます。丈夫なので布切れの代わりになります。