この記事はママチャリのフロントフォークとついでにヘッドパーツを交換しようとした世にも無謀な記事です。
Part.2ではヘッドパーツの取り外し、新規ヘッドパーツの選定までを記載しています。
ヘッドパーツ取り外し
ヘッドパーツを外していきます。
フォークの取り外しまでは前回の記事を参考にしてみて下さい。
まず最初はベアリングですね、10年以上未開拓だった部品は盛大な異物混入でした。
ママチャリ固有のパーツであるフロントロック(パークロック)を取り外します。プラスドライバーがあれば簡単に取り外せるようです。
そして、これまた特有な形をしたヘッドワンです。再利用するにはちょっと形がいびつなんですよね。かといってフロントロックを意味もなく取り付けるのも…、ぶつけたら痛そうです。
前回の記事でこのママチャリのヘッドパーツは1インチJIS規格と推測されるのでヘッドパーツも交換することを決意しました。
ヘッドワン
ヘッドワンの取り外しには専用の工具を利用します。
調べてみるとマイナスドライバーや塩ビパイプを加工して取り外している方もいらっしゃるようです。自分の場合はマイナスドライバーでびくともしなかったので購入しました。
ついでに当たり面積が広いハンマーを持っていなかったのでそちらも買いました。
以下がヘッドワンリムーバー「SC-922」です。
取扱説明書が明快でとてもありがたいです。
ざっくりとした、サイズ感です。
下部は手で押さえれば纏められる程の硬さなので問題なさそうです。
ハンマーも期待通りの面積でした。
それでは早速ヘッドワンを取り外していきたいと思います。リムーバーを挿入し、後は力強くハンマーで叩くだけです。
外れました。結構な力を加えたと思います。
上部のヘッドワンも同様に作業を施します。
あっという間にヘッドワンが取り外せました。さすが専用工具です。
くれぐれも周りに気をつけて作業して下さい。自分は自転車の一部を変形させてしまうという珍事を起こしてしまいました。
新規パーツ選定
ざっくりとサイズを測定してヘッドパーツを購入したいと思います。
ヘッドチューブ内径は30.0mmなのでJIS規格っぽいです。
本来はクラウンレース外径(下玉押し内径)も測定する必要があるのですが、新しく買ったフォークの下玉押しが硬すぎて取れなかったのでヘッドチューブ内径のみの測定になっています。
また、一般的にはスタックハイトというヘッドパーツの高さも考慮する必要があるのですが、フロントロック(パークロック)分の高さが元々あった自転車なので未考慮でもコラムの長さは足りるだろうということで記載していません。フォークコラム長と要相談です。
そんな感じで「JIS 規格・ねじ切りあり」のヘッドパーツを探します。
どうやらこれまたフォークと同じくTANGE社のパーツが良いようです。
下記の商品はスーパーポリッシュ仕上げということで通常のタイプよりメンテナンスフリー性が高いヘッドパーツになっているようです。
シルバー以外もあるようです。
ヘッドパーツの取り外し工具が存在するということは取り付ける工具も存在するという訳です。合わせて圧入装置も購入します。
購入にはヘッドチューブの長さを確認しておく必要があり、自分の場合135mmでした。
上記商品の場合、ボルトの長さが200mmなのでなんとかいけると思います。
まとめ
Part.3でようやくヘッドパーツの圧入、フォークの交換が完了という感じになりそうです。
ヘッドパーツとフォークはそこまで特殊な規格ではなかったので少し安心です。
また、時間があるときに執筆します。