ママチャリのフォーク交換【Part.3】

交換・整備

この記事は特殊規格が蔓延るママチャリのフロントフォークとついでにヘッドパーツを交換しようとした世にも無謀な記事です。

Part.3ではヘッドパーツのインストールフォークコラムのカッティング・ステムの取付まで行い「ママチャリのフォーク交換」シリーズは終章となります。

これまでのお話はPart.2をご覧下さい。

前回の記事より3ヶ月も経過しており、年月の経過を感じる爺でした。

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ヘッドパーツのインストール

ヘッドパーツはタンゲ(TANGE)製の物を購入しました。こちらはスーパーポリッシュ仕上げではないため定期的なグリスアップや玉当たり調整が必要になります。

CHECK

そういった事に気をかけたくない方はこちらがおすすめです。自分のママチャリも、元々はこちらのスーパーポリッシュ仕上げのものが取り付けられていました。

説明書はパーツ部位の名称もきちんと記載してくれており、分かりやすいです。

ステム付属の下玉押し取り外し

ヘッドパーツを購入した時に下玉押し(クラウンレース・コーン)も当然付属していたので統一したほうが良いと思い、取り外してみることにしました。

取り外しにはGP社クラウンレースリムーバーを使用し、取付はケチって塩ビパイプを使用する予定でした。

が、あまりにも強力に圧入されていたため取り外しは断念し、パーツが傷つくだけの結果となりました。自転車屋さん等に依頼するのが最善策だと思われます。

このように精神衛生上、良くないことが多く起きる可能性が高いため新品の自転車を購入することをお勧めします。

上下コーン(ヘッドワン)の取付

コーン(ヘッドワン)の取り付けには下記のインストールツールを使用します。

グリスを塗布し、ヘッドワンをセッティングします。

インストールツールの長さが微妙に短いので片方ずつ圧入していきます。

自分のやり方が悪かったのかもしれませんが、モンキーレンチが2つ必要になります。

まっすぐ圧入されているか確認しながらボルトを締めていきます。

上ワンと同様に下ワンも圧入していきます。

服にグリスが付着しないよう、はみ出た部分を拭き取ります。

フォークの挿入

まず下ベアリングに対して良い感じにグリスを塗布していきます。

フォークを本体に挿入し、上ベアリングも同様にグリスを塗布します。

アジャスティングカップは強く締めすぎるとハンドルが回らなくなるので工具は使わず手で締める程度で問題ないと思います。

トップのロックナットを取り付けると、あることに気が付きます。

パークロックが無くなった分、フォークコラムの長さが余分になっていることに。

フォークコラムのカッティング

必要だと感じたらフォークコラムのカッティングを行います。別にしなくても困りません。

見た目にこだわる方やより前傾姿勢を取りたい方は必須になる作業だと思います。

カッターがねじ切りに沿って動いてしまうため、うまく切断できませんでした。

必要に応じて金属ヤスリでバリを取り除きます。

雑に切断したせいでまだ数ミリ長かったので追加でワッシャーを挟んできれいになりました。

これにてヘッドパーツのインストールは完了です。

フォークコラムを切断する場合はグリスアップする前に行うことを強くお勧めします。

ステムを取り付ける

最後にステムを取り付けて完了です。

まとめ

無事にママチャリのフロントフォークとヘッドパーツを交換することができました。

ヘッドパーツの交換はBB&クランク交換より専用工具が多く必要で、非常に労力がいる作業になっています。

フォークも交換して、もはやボディ以外全てのパーツが交換されてしまったママチャリですが今日も元気です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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