自転車のバルブを変換しよう!-予習・準備編

自転車パーツ

こんなことをしようとしています!

スマートフォンの方は上の画像をクリックしていただくとGIFが再生されます。

今回は英式バルブから米式バルブへ変換するための予習・準備編になります。

面倒くさいって方はリライト前の記事の読んでいただけるとだいたい分かると思います。

自転車のバルブを英式から米式に変換(リライト記事あり)
ママチャリのバルブを英式から米式に変換しました。米式の利点は空気圧が測定でき、適切な空気圧で自転車に乗れることです。適切な空気圧にすることによってパンクも少なくなります。
また、今回は変換アダプターを使用したバルブの交換(変換)であり、バルブ根本を交換するにはタイヤのチューブごと交換する必要があります。
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バルブとは?


ご存じの方が多いと思いますが、自転車のタイヤ(チューブ)に空気を入れるための差込部分ですね。画像にも書いている通り、これは英式バルブ。ほとんどの自転車がこの方式です。ちなみに1枚目の画像は米式バルブです。

自転車の代表的な3つのバルブ

英式バルブ


最もポピュラーなバルブでよく見かけるものですね。しかし、いくつもの欠点があります。

  • 空気圧の微調整&測定ができない!(致命傷
  • ムシゴムの劣化で空気漏れ&空気が入らなくなる!
  • 空気を入れる時、空気入れを押すのにかなり力がいる!

空気圧が測定できない?英式バルブの弱点!

ところで皆さん、タイヤには適切な空気圧が存在しているのをご存知ですか?

上写真は私が愛用しているママチャリのタイヤです。実は自転車のタイヤにはいろいろな情報が載せられていて、今は詳しく言いませんがこのタイヤは27インチで必要な空気圧は300kPaと記載されています。

タイヤメーカーは「タイヤの指定空気圧を守るように」と注意を促しているにも関わらず、英式バルブでは空気圧を測ることができません。

ムシゴムの劣化による空気漏れ!

英式バルブにはムシという部分があり、その下部をゴム製のムシゴムというパーツで覆っています。以下の図が分かりやすいと思います。

ゴムなので空気等に触れるなどして経年劣化します。そしてムシゴムの劣化が空気漏れ、空気が入らないといった現象を起こす可能性があります。交換の目安としては1年程度。もし、ムシゴムが正常なのに空気が漏れるようならパンクを疑ったほうが良いでしょう。

また、このムシゴムのせいで最初に空気を入れる時から、空気入れを結構な力で押さなければならなかったりします。

米式バルブ


英式バルブの次に知られているのが米式バルブだと思います。マウンテンバイクやバイク・車などにも幅広く使われているそうです。英式と比べると利点しか無いかも・・笑

  • 空気圧の調整&測定が可能
  • 構造が簡単で空気漏れが少ない
  • 英式バルブから変換アダプターで簡単に交換できる
  • 他の方式から交換する場合、空気入れも交換しなければならない可能性がある

空気圧の調整&測定が可能


タイヤの空気圧を測定できるようになり、常に適正な空気圧で自転車に乗れるようになります。

適正な空気圧にすることによって走りやすくなったり、空気の入れすぎor入れなさすぎによるパンクを防ぐ効果が期待できます。

 

空気漏れが少ない!

英式バルブのように構造がややこしくなく、ムシゴムのように劣化の早いパーツも無いのでムシゴムを交換するといった手間もなく、比較的長く空気を入れずに済みます。

英式バルブからだと楽に交換ができる!

英式→米式の変換は非常に簡単で10分もあればすぐにできます。しかし、バルブを交換すると空気入れも米式に対応しているものを用意しなければなりません

Panaracer(パナレーサー) 空気入れ フロアポンプ エアゲージ装備アルミ製 レッド 米式/仏式バルブ対応 BFP-04AGA-R

この空気入れを自分も使用していますが英式/米式/仏式に対応しているのでとても便利です。

仏式バルブ


スポーツ車専用バルブでロードバイク等はほぼこの方式ですね。ロードバイクは高い空気圧を必要とするためそれに耐えられる設計になっているそうです。

仏式バルブも米式と同様に空気圧の微調整・測定が可能です。ですが、仏式へするにはチューブから変えなければならないパターンが多く、あまりおすすめできません。特にママチャリ。笑

英式バルブから米式バルブに変換しよう!

メリットしか無い!

  • 空気圧が測定できて適切な空気圧で自転車に乗れる
  • ムシゴムが無くなるのでメンテナンス回数が減少、空気漏れも少なくなる!

先程から述べ続けてい通り、もはや英式バルブの利点は無いですね。米式バルブには利点しか無いので是非、交換することをおすすめします!

準備するもの

準備編も兼ねているので、自分が使ったものを紹介してこの記事を終わりたいと思います!

工具

特になし。点検の意味でリムナットを締めるのにレンチがあれば便利かもしれません。

◯ミニモンキーレンチ


高儀 GISUKE ショートワイドモンキー 24mm SWM-24

材料

◯英式→米式変換バルブ(その1)


Panaracer(パナレーサー) エアチェックアダプター [キャップゲージ付き] 英式から米式バルブ変換 ACA-2-G

◯英式→米式変換バルブ(その2)


Panaracer(パナレーサー) エアチェックアダプター [2個セット] 2個セット 英式から米式バルブ変換 ACA-2

「その1」と「その2」のどちらかをお選び下さい。
その1はチェックアダプター付きで空気圧を測定しなくても、どれくらいの空気圧なのかを視覚的に知ることができます。赤になったら空気入れのサイン!

空気入れ(英式・米式・仏式対応)


Panaracer(パナレーサー) 空気入れ フロアポンプ エアゲージ装備アルミ製 レッド 米式/仏式バルブ対応 BFP-04AGA-R

空気圧を測定しながら空気を入れることができます。
また、全ての方式に対応しているところもグッドポイント。

次回、実施編スタート!

長い文章を読んでいただいてありがとうございました。さて、次回は実際に作業に取り掛かりたいと思います。また記事ができ次第、告知・リンクをさせていただきたいと思います。
それでは皆さん、お元気で~!

自転車のバルブを変換しよう!-実施編
ママチャリのバルブを英式から米式に交換してみました。実際はアダプターで変換しただけなので5分足らずで換装し終えました。
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